箱庭の幻想、妖精、昆虫、植物などを描いた水彩画、鉛筆画、日本画です。 ビッカースタッフ脳幹脳炎で昏睡状態の時に見た奇妙な夢の絵。 目覚めても目覚めても夢の中で、醒めない夢の中を彷徨って出会った不思議な生物。 妖精なのか精霊なのか付喪神なのか分からない不思議な世界にご案内いたします。

＜作家より今回の個展に向けて＞
小さな庭（箱庭）でたくさんの薔薇を育てて愛で、植物に寄ってくる虫や小鳥や爬虫類に生命の循環の法則（輪廻転生）を感じ、猫と戯れて癒され、人形を作り、時に不思議な夢を見ては夢の中で彷徨い、それを絵に描くのが私の日常です。
箱庭で手を伸ばすと霧の中に消えてゆくような白昼夢のようなお友達（妖精？精霊？）。
蜜蜂の羽音だけが響く。
儚くて寂しくてそれらはとても奇妙で不思議で恐いけれど優しい世界でもあるのです。

嵯峨美術短期大学ビジュアルコミュニケーションデザインⅡ科専攻科卒業。
インテリアデザインの仕事を約10年続けた後、絵・人形・プラチナプリント等の創作活動に入る。
現代童画展において現代童画会賞など受賞。
個展、グループ展多数。
人形作家名は柘榴。