鈴木ひろみ木版画展・余白と空

会期
青色とセピアが混じり合って綾なす風景を木版画で表現された作品たちをお楽しみ頂けます。 <作家より今回の個展に向けて> 余白と空(そら) 版を彫る時間は、心をなぞる時間。 版を彫り、刷る。 線と面を刻み、色を重ね、紙に触れた一瞬のうつろいが、やがてひとつの風景となり、そっと浮かびあがります。 木版画には、 にじみ、かすれ、余白… 意図しきれない美しさがあります。 それはまるで、心の「空(そら)」のように、優しく、ただそこにある存在。 余白は、空白ではなく、 想像の羽が広がる「空(そら)」のよう。 空はいつも、見上げるたびにかたちを変えます。 同じように、版画の一枚一枚も、見る人のまなざしによって揺らぎ、広がるものだと思います。 この展示で、描かれたものだけでなく、描かれなかったところにある「余白」と「空(そら)」を見つけていただけたら幸いです。
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作家プロフィール
1987年 埼玉県久喜市生まれ
2010年 横浜美術短期大学 専攻科絵画クラス修了
日本版画協会第78回版画展 入選 京都市美術館
第七回大野城まどかぴあ版画ビエンナーレ展 入選
◆個展
2011、2012年 ギャラリーツープラス(銀座)
2012、2013年 ギャラリー上原(代々木上原)
2013年 2015年2017年2018年2019年2021年art Truth(横浜)
◆グループ展
ギャラリーツープラス(銀座)、ギャラリー上原(代々木上原)、art Truth(横浜)
◆その他展示歴
「飛翔する作家たち」 東急百貨店たまプラーザ店、「青梅アートジャム2011」 青梅市立美術館、ゆずの里勝仙閣展示、アールデビュタントURAWA2011 伊勢丹浦和店アートジャム・カナダ CollectiveWorksGallery(カナダ・ビクトリア)