ただあやの個展・HOME
会期
無意識のうちにいつも連れ戻されるその場所。決して道を迷わない場所のようにいつのまにかまた其処にいる。そんな自己の捉われを”HOME"として表しました。 岩絵の具を用いた大小の絵画作品をメインに陶を用いた作品も合わせて約15点展示します。 ぜひご高覧ください。
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作家プロフィール
2013年 女子美術大学芸術学部絵画学科日本画専攻卒業
2015年 女子美術大学大学院美術研究科美術専攻日本画研究領域修了
個展やグループ展等で活動中。
土の中でひそやかに、けれど確かに春を信じて待つような、「静かな意地」を絵の中の生き物たちに託して描いてきました。彼らは一見弱い存在のように見えますが、内に確かな世界を持っています。ひと筆ひと筆、線を重ねるごとに絵の中の存在は意地を持ち、その行為は私にとって祈りのようなものです。
【展示歴】
個展
2014「うたたねのにわ」 ギャラリーフォレスト(東京)
2019「うたたねの庭で」フリュウ・ギャラリー(東京)
2020「Inner Garden」 Gallery FACE TO FACE(東京)
2021「むこうがわ」 フリュウ・ギャラリー(東京)
2022「Dawn Chorus」 Gallery Daimon(京都)
「夜の寄る辺」 Gallery FACE TO FACE(東京)
2023「そこに沈む」 BIOME kobe(兵庫)
「隣星の虚」 Gallery FACE TO FACE(東京)
2024「小さき同盟」 Frobergue(東京)
<作家より今回の個展に向けて>
不安や寂しさ、コンプレックスなどの根源にある「捉われ」は脱することができるものだと思っていた。
けれど、ふとした時に「捉われ」に戻ってきてしまう自分を自覚した時、自分とその場所は決して切り離せないものなのだと気が付いた。
まるで決して帰り道を迷わない場所のような、其処を「HOME」と名付けて描きました。