鈴木ひろみ木版画展・いつか遠ざかる。

会期
鈴木ひろみ氏は木版画の凹凸版刷という技法で、木目を刷る事により、木の暖かみや空気感で懐かしさを表現しています。
本展覧会は、作家が愛しく思う時間や記憶や思い出がつまった「もの」を作品にしました。
◆作家の言葉◆
「いつか遠ざかる。」
楽しい時も、苦しい時も時間は過ぎていく。
この時代も「いつか遠ざかる。」のだろう。
子供の頃に見た空はこの青よりも、もっと青かっただろうか。
今日この空もいつかは思い出になって、懐かしく思うようになる気がする。
時間、記憶、思い出は、遠ざかっていく。
私はどこか懐かしい「もの」を愛しく思い、作品にしています。
木版画で下絵→彫る→刷る、の3工程を積み重ねて、一つの作品に仕上げます。
版木に向き合う時に、描く懐かしい「もの」たちの時間に寄り添える気がします。
そうして作品になった「もの」たちは新しい表情をして、新しい発見をくれます。
作家プロフィール
1987年 埼玉県久喜市生まれ
2010年 横浜美術短期大学 専攻科絵画クラス修了
日本版画協会第78回版画展 入選 京都市美術館
第七回大野城まどかぴあ版画ビエンナーレ展 入選
◆個展
2011、2012年 ギャラリーツープラス(銀座)
2012、2013年 ギャラリー上原(代々木上原)
2013年 2015年2017年2018年2019年art Truth(横浜)
◆グループ展
ギャラリーツープラス(銀座)、ギャラリー上原(代々木上原)、art Truth(横浜)
◆その他展示歴
「飛翔する作家たち」 東急百貨店たまプラーザ店、「青梅アートジャム2011」 青梅市立美術館、ゆずの里勝仙閣展示、アールデビュタントURAWA2011 伊勢丹浦和店アートジャム・カナダ CollectiveWorksGallery(カナダ・ビクトリア)